日本歴史地名大系 「嶺井村」の解説 嶺井村んみーむら 沖縄県:沖縄島南部大里村嶺井村[現在地名]大里村嶺井(みねい)大里(うーざとう)間切の北部に位置し、西は島袋(しまぶく)村、北は上与那原(ういーゆなばる)村(現与那原町)、東は板良敷(いちやなじち)村(現同上)。絵図郷村帳・琉球国高究帳には島添大里(しましーうーざとう)間切嶺(んみ)村とあり、「琉球国由来記」には大里(うーざとう)間切嶺井村とみえる。同名村が絵図郷村帳の玉城(たまぐすく)間切にみえる。前掲高究帳では高頭九四石余、うち田七五石余(うち永代荒地四石余)・畠一九石余。間切集成図には与那原(ゆなばる)村(現与那原町)の本番所と南風原(ふえーばる)村の番所を結ぶ道沿いに嶺井村が描かれている。当間切の地頭代が当村の地名である新垣を名乗って新垣親雲上と称し、一八八〇年(明治一三年)の役俸は米九石余・雑石三石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報