川北霞峰(読み)カワキタ カホウ

20世紀日本人名事典 「川北霞峰」の解説

川北 霞峰
カワキタ カホウ

明治〜昭和期の日本画家



生年
明治8年9月(1875年)

没年
昭和15(1940)年8月14日

出生地
京都

本名
川北 源之助

経歴
明治30年新進日本画家の研究機関後素協会(京都)に参加、40年第1回文展に出品した「晩秋」が3等賞受賞、その後同展で連続3等賞、大正5年第10回文展で「海辺八題」、6年第11回文展で「吉野の奥」が特選となった。その後文展、帝展などで活躍、14年第6回帝展審査委を務めた。昭和2年に蒼穹社画塾を開いた。また京都市立美術工芸学校教諭も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川北霞峰」の解説

川北霞峰 かわきた-かほう

1875-1940 明治-昭和時代前期の日本画家。
明治8年9月21日生まれ。幸野楳嶺(こうの-ばいれい)に,のち菊池芳文(ほうぶん)に師事。明治40年京都市美術工芸学校教諭となり,第1回文展に「晩秋」が入賞。文展,帝展を中心に活躍,帝展審査員となった。昭和15年8月14日死去。66歳。京都出身。本名は源之助。作品はほかに「海辺八題」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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