川原子村(読み)かわらごむら

日本歴史地名大系 「川原子村」の解説

川原子村
かわらごむら

[現在地名]天童市川原子

みだれ川上流、扇状地扇頂部に位置し、山麓の複雑な地形によって小集落が形成され、本郷を中心に谷地中やちなか荒井原あらいばら横内よこうち小原こばらなどの枝郷が散在する。乱川は沼沢ぬまざわ川・猪野沢いのさわ川を合せ、本郷と谷地中の間を流れ、道満どうまんの北を西流し、今町いままち村の西部で押切おしきり川と合して最上川に合流する。乱川について寛政二年(一七九〇)の村明細帳(後藤文書)に「当村之内乱川と申石川御座候。川幅之儀は常々九間位、橋木ニ而通路仕候。川敷十五六間より廿間迄御座候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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