川原柳
かわらやぎ
[現在地名]上田市中央五丁目・六丁目・中央東
上田城の北東、城下囲の房山村の東から上州沼田道(現国道一四四号)に沿ってできた集落。仙石氏時代、上田城修築の時入用の瓦を、御作事奉行支配のもとで焼いた瓦焼きのあったことから、この名が起こったものである(上田市史)とされるが、この瓦焼きの行われた段丘上神科台地(染屋台地)は、良質の粘土を産出し、古くより瓦ばかりでなく焼物(染屋焼)も生産されていた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 