事典 日本の地域ブランド・名産品 「川尻桶」の解説
川尻桶[木工]
かわしりおけ
熊本市川尻地区で製作されている。慶長年間(1596年〜1615年)、川尻は上流の矢部地区から伐採される木材の集荷地として木工業が盛んになった。細川藩の時代には、藩蔵米の積出港となって造船所が設けられ、ますます木工業が栄え、川尻桶が生まれた。国産の椹を使用。鉋で角度をつけた板を合わせ、銅・竹などのたがねで締めて仕上げられる。熊本県伝統工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報