巡り歩く(読み)めぐりありく

精選版 日本国語大辞典 「巡り歩く」の意味・読み・例文・類語

めぐり‐あり・く【巡歩】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙めぐりあるく(巡歩)
    1. [初出の実例]「心えぬとのゐのをのこどもぞめぐりありく」(出典:和泉式部日記(11C前))
    2. 「月のあかかりけるに、笛を吹てなむ御所を廻(メク)りありきける」(出典発心集(1216頃か)六)

めぐり‐ある・く【巡歩】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 あちこち歩きまわる。遍歴する。めぐりありく。
    1. [初出の実例]「天の下の国を周(メグリ)(アルき)て〈真福寺本訓釈 周行 上女具利下安留支〉」(出典:日本霊異記(810‐824)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android