周行(読み)しゅうこう

精選版 日本国語大辞典 「周行」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐こうシウカウ【周行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) あちこちめぐって行くこと。
    1. [初出の実例]「彼衙門之鼓朝暮。跡雖龍尾之周行」(出典本朝文粋(1060頃)一〇・閑庭花自落詩序〈大江以言〉)
    2. [その他の文献]〔荘子‐天下〕
  3. 人々の歩く道。大道
    1. [初出の実例]「湖見坂と云処をのぼれは呉山の長坂にあらずとも、周行の短息はたへず」(出典:海道記(1223頃)萱津より矢矧)
    2. [その他の文献]〔詩経‐周南・巻耳〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「周行」の読み・字形・画数・意味

【周行】しゆうこう(しうかう)

大道。めぐりゆく。また、あまねく行きわたる。〔老子二十五〕物りて混す。天地に先だちて生ず。寂(せき)たり、たり。獨立して改めず。行して殆(あやふ)からず。以て天地の母爲(た)るべし。

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