巣沙蚕磯目(読み)すごかいいそめ

精選版 日本国語大辞典 「巣沙蚕磯目」の意味・読み・例文・類語

すごかい‐いそめ【巣沙蚕磯目】

  1. 〘 名詞 〙 イソメ科の環形動物。東北地方以南の日本に分布する。海岸の砂中に管をつくってその中にすみ、砂上にでた管には海藻、わらくず、貝がらなどをつけている。体長三〇~四〇センチメートル。環節数は約三〇〇。背面褐色前方青黒色を呈し、腹面は淡紅色。体の前方の約七〇体節には特殊な鰓(えら)がある。釣りのえさにする。ふくろむし。すむし。えむし。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 えら 名詞

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む