巧の臍(読み)たくみのほぞ

精選版 日本国語大辞典 「巧の臍」の意味・読み・例文・類語

たくみ【巧】 の 臍(ほぞ)

  1. たくらみ事の中心点。また、事をたくらんでいる心の中。
    1. [初出の実例]「太宰帥と顔見合せ、工の臍の合はぬ同士(どし)」(出典浄瑠璃祇園女御九重錦(1760)一)
  2. たくらみ事の計画、仕組み。
    1. [初出の実例]「逸勢殿の工(タクミ)の臍(ホゾ)、大方地は鏟(なら)して有れど」(出典:浄瑠璃・小野道風青柳硯(1754)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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