同士(読み)ドウシ

デジタル大辞泉 「同士」の意味・読み・例文・類語

どう‐し【同士】

身分境遇性質などが互いに共通している人。他の名詞の下に付いて、接尾語的にも用いられる。どし。「愛し合った同士」「従兄弟いとこ同士」「初対面同士
[補説]「どち」の転じた「どし」が変化した語という。漢語同志」の影響を受けて「同士」と当てたものか。
[類語]仲間同輩朋輩ほうばい同僚同志同人メート常連一味一派徒党味方翰林盟友同腹相手友達友人ペンフレンドペンパル朋友友垣酒徒茶飲み友達ルームメート畏友知友知音親友心友仲良し良友悪友戦友校友同窓生学友同級生級友クラスメート同窓同期同期生同期の桜社友僚友寮友政友詩友亡友

どし【同士】

《「どうし」または「どち」の音変化という》
動作・性質・状態などにおいて互いに共通点をもっている人。同じ立場である者。名詞の下に付いて接尾語的にも用いる。
「如何に気の弱い―であったろう」〈左千夫野菊の墓
して大人―…貴賤区別は中々やかましいことで」〈福沢福翁自伝
なかま。つれ。友人。
「結句路次ろし―口論し」〈虎明狂・文山立

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精選版 日本国語大辞典 「同士」の意味・読み・例文・類語

どし【同士】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「どち」の変化したものとも、「どうし(同士)」の古い形ともいう ) =どうし(同士)名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「知りたるどしうなづき合ふこと也」(出典:申楽談儀(1430)別本聞書)

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