デジタル大辞泉 「差し並ぶ」の意味・読み・例文・類語 さし‐なら・ぶ【差し並ぶ】 [動バ四]並ぶ。並んでいる。「―・ぶ隣の君はあらかじめ己妻おのづま離かれて」〈万・一七三八〉[動バ下二]並ばせる。並べる。「大臣の御女三人后にて―・べ奉り給ふ事」〈大鏡・道長上〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「差し並ぶ」の意味・読み・例文・類語 さし‐なら・ぶ【差並】 ( 「さし」は接頭語 )[ 1 ] 〘 自動詞 バ四段活用 〙 対(つい)になって並ぶ。並んでいる。さしなむ。[初出の実例]「指並(さしならぶ) 隣の君は あらかじめ 己(おの)妻離(か)れて」(出典:万葉集(8C後)九・一七三八)[ 2 ] 〘 他動詞 バ下二段活用 〙 並べる。並ばせる。[初出の実例]「わが娘もかやうにてさしならべたらむにはかたはならじかし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例