差し交じらふ(読み)サシマジラウ

デジタル大辞泉 「差し交じらふ」の意味・読み・例文・類語

さし‐まじら・う〔‐まじらふ〕【差し交じらふ】

[動ハ四]宮仕えなどの、仲間として加わる。
「なほさりぬべからむ人の娘などは―・はせ」〈・二四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「差し交じらふ」の意味・読み・例文・類語

さし‐まじら・う‥まじらふ【差交】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「さし」は接頭語 ) 人々と交際する。人中へ出てつきあう。
    1. [初出の実例]「なほさりぬべからん人のむすめなどは、さしまじらはせ、世のありさまも見せならはさまほしう」(出典:枕草子(10C終)二四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android