差し構う(読み)さしかまう

精選版 日本国語大辞典 「差し構う」の意味・読み・例文・類語

さし‐かま・う‥かまふ【差構】

  1. ( 「さし」は接頭語 )
  2. [ 1 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 待ちかまえる。
    1. [初出の実例]「Saxicamayetaru(サシカマエタル) ニンジュ〈訳〉待ちかまえていた人々」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ある事をさせないようにおしとどめる。また、異議を申したてる。
    1. [初出の実例]「畏てお受申所、榛谷の四郎さしかまひ」(出典:浄瑠璃・曾我会稽山(1718)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android