差っ掛ける(読み)さっかける

精選版 日本国語大辞典 「差っ掛ける」の意味・読み・例文・類語

さっ‐か・ける【差掛】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 ( 「さっ」は接頭語 )
  2. 手をのばしてさわる。
    1. [初出の実例]「この観音へ手をさっかけるは、曲者に相違はない」(出典:歌舞伎・御摂勧進帳(1773)六立)
  3. (水などを)そそぎかける。
    1. [初出の実例]「から飯いもう四五盃しめづけてそふた上でさっかけべい」(出典:洒落本・真女意題(1781))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android