差入る(読み)サシイル

デジタル大辞泉 「差入る」の意味・読み・例文・類語

さし‐い・る【差(し)入る】

[動ラ五(四)]
(「射し入る」とも書く)光などがさし込む。「―・る月の光」
中へ入る。
「―・りて見れば、南面みなみおもて格子、皆下ろしてさびしげなるに」〈徒然・四三〉
[動ラ下二]さしいれる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「差入る」の意味・読み・例文・類語

さし・る【差入】

  1. 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 「さしいる(差入)」の変化した語 ) 中へ入れる。
    1. [初出の実例]「つとめてくふ薬といふ物、畳紙(たたうがみ)の中にさしれてありしは」(出典蜻蛉日記(974頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android