差入る(読み)サシイル

デジタル大辞泉 「差入る」の意味・読み・例文・類語

さし‐い・る【差(し)入る】

[動ラ五(四)]
(「射し入る」とも書く)光などがさし込む。「―・る月の光」
中へ入る。
「―・りて見れば、南面みなみおもて格子、皆下ろしてさびしげなるに」〈徒然・四三〉
[動ラ下二]さしいれる」の文語形

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精選版 日本国語大辞典 「差入る」の意味・読み・例文・類語

さし・る【差入】

  1. 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 「さしいる(差入)」の変化した語 ) 中へ入れる。
    1. [初出の実例]「つとめてくふ薬といふ物、畳紙(たたうがみ)の中にさしれてありしは」(出典蜻蛉日記(974頃)中)

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