精選版 日本国語大辞典 「差入」の意味・読み・例文・類語
さし‐いれ【差入】
〘名〙
① 中へ入れること。また、入金すること。
④ ある場所の中で仕事などをしている者に、食べ物などを届けること。また、その品物。
さし‐いり【差入】
〘名〙
① 中へはいること。また、はいってすぐの所。
② はいってすぐの時。その季節やその月にはいってすぐの頃。
③ (「さしいりに」の形で) まずはじめに。
※身のかたみ(室町中頃)「御はなは、顔のうちのぐに、とりわきさしいりにめにたつものにて候」
さし・る【差入】
〘他ラ下二〙 (「さしいる(差入)」の変化した語) 中へ入れる。
※蜻蛉(974頃)中「つとめてくふ薬といふ物、畳紙(たたうがみ)の中にさしれてありしは」
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