市ノ瀬古窯跡(読み)いちのせこようせき

日本歴史地名大系 「市ノ瀬古窯跡」の解説

市ノ瀬古窯跡
いちのせこようせき

[現在地名]佐々町鴨川免 皿山

佐々川中流域にある江戸時代の磁器窯の跡。佐々皿山ともいう。県指定史跡。未調査ながら、東から西に登る階段式登窯で、およそ幅七―八メートル、奥行四メートルの燃焼室が認められる。宝暦五年(一七五五)椎葉孝兵衛・福本仁左衛門らにより開窯されたという。文政八年(一八二五)頃に閉窯。製品は平戸領内の三川内みかわち(現佐世保市)産の影響を受けた白磁染付の日用品を主とし、上絵付前の製品もみられるが、当地で上絵製品が焼かれたかは明らかではない。当地は悲恋物語として歌舞伎でも上演された民吉伝説の舞台である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む