横手(読み)よこて

精選版 日本国語大辞典「横手」の解説

よこ‐て【横手】

[1] 〘名〙
① 横の方面。横の方。側面。
※夫木(1310頃)一八「ゆふてぐらてにとりかざるからかみの三わのよこてにすすめつるかな〈隆源〉」
草枕(1906)〈夏目漱石〉三「和尚の室は廊下を鍵の手に曲って、本堂の横手にある」
② 乳付(ちづけ)(のぼり)の上の乳(ち)に通すための棒。また、手長旗の横上(よこがみ)
※今川大双紙(15C前)馬に付て式法之事「よこて一尺のの事。有口伝。執つか以上三寸也」
[2] 秋田県南東部の地名横手盆地の東縁にある。鎌倉時代に城下町として興り、江戸初期は小野寺氏三万石の城下町として発展。のち、秋田藩城代戸村氏の支配を受けた。横手木綿・木工品を生産。かまくらなどの年中行事で知られる。昭和二六年(一九五一市制

よこ‐で【横手】

〘名〙
① 感じ入って、両のてのひらを横にして打ち合わせること。
※俳諧・西鶴大句数(1677)六「月すみよしの一首感ずる 朝夕に見てもよこ手を花の波」
② 横にしたてのひら。
④ おせじをいうこと。
※玉塵抄(1563)五「臣下大小となくつかいとして諸国の伯主の方えいて口に油をぬって王のよこ手をとらるることを云ぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「横手」の解説

よこ‐て【横手】

横に当たる方向。わき。「寺の横手にある堂」「横手から入る」
旗の上部のに通すための棒。
刀身の先端、切っ先との境をなす鎬地しのぎじから刃にかけての横の線。横手筋。
[類語]わき片脇傍ら片方かたえとなり横合いそば近間最寄り近く付近近辺近傍界隈かいわい近回りそのへん四隣しりん隣組向こう三軒両隣りょうどなり

よこて【横手】[地名]

秋田県南東部の市。横手盆地にある。横手縞産地旧正月に、かまくら梵天ぼんてんの行事がある。平成17年(2005)10月に周辺7町村と合併。人口9.8万(2010)。

よこ‐で【横手】

感じ入って両方手のひらを打ち合わせること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

LGBTQ

セクシュアルマイノリティ(性的少数者)を表す言葉で、性的指向や性自認を意味する英語の頭文字をとって作られた。Lesbian(レズビアン)は同性を恋愛の対象とする女性、Gay(ゲイ)は同性を恋愛の対象と...

LGBTQの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android