20世紀日本人名事典 「布施杜生」の解説 布施 杜生フセ モリオ 昭和期の革命運動家 生年大正3(1914)年5月25日 没年昭和19(1944)年2月4日 出生地東京 学歴〔年〕京都帝大哲学科卒 経歴在学中、非合法組織「京大ケルン」の中心人物の一人として、春日庄次郎の日本共産主義者団との連絡にあたり、戦争下の中野重治とも親交があった。2度にわたる検挙の末、京都拘置所で死亡した。その学生時代は、野間宏の「暗い絵」に描かれ、また戦後、獄中遺稿「鼓動短歌抄」が第2回啄木賞選外佳作として「人民短歌」(昭和23年9月)に掲載された。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by