布瀬村新田(読み)ふぜむらしんでん

日本歴史地名大系 「布瀬村新田」の解説

布瀬村新田
ふぜむらしんでん

[現在地名]沼南町布瀬

布瀬村地先の手賀てが沼を開発して成立した同村の持添新田で、印旛いんば郡に属し、成立以後幕府領で幕末に至る(旧高旧領取調帳)。他の手賀沼べりの新田と同じく反高場で、水内地所が多く実質的開墾は明治期以降となった。無民家で、天保郷帳では高一二石余。布瀬村持の新田は当新田のほかに小溝こみぞ新田(相馬郡)高二五石・反別二町四反歩余、反高場八町歩余、作兵衛さくべ新田(相馬郡)反高場一三町歩余があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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