布賀村(読み)ふかむら

日本歴史地名大系 「布賀村」の解説

布賀村
ふかむら

[現在地名]備中町布賀

成羽なりわ川右岸に位置し、東は布瀬ふせ村、西は平川ひらかわ村、南は高山こうやま(現川上町)亀石かめいし八幡神社の永正一一年(一五一四)の棟札に「備中国河上郡穴斗之内布賀村」とある。中世一帯は穴門あなと郷と称され、応永元年(一三九四)仮託の吉備津宮惣解文写(吉備津神社文書)によれば、穴戸郷として萱原弥王丸が「栗柿梨少々」を奉納している。また流鏑馬料足納帳(同文書)に、長禄二年(一四五八)分として「参貫文 穴斗 直納」とあり、もとは五貫文と注される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android