帝陵(読み)テイリョウ

デジタル大辞泉 「帝陵」の意味・読み・例文・類語

てい‐りょう【帝陵】

帝王陵墓天子の墓。みささぎ。御陵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「帝陵」の意味・読み・例文・類語

てい‐りょう【帝陵】

  1. 〘 名詞 〙 天子の墓。御陵。〔元史‐世祖紀一四〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「帝陵」の読み・字形・画数・意味

【帝陵】ていりよう

御陵。

字通「帝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の帝陵の言及

【石人石獣】より

…皇帝の陵では1対の石獣を配するが,角の2本ある怪獣(天禄とよんでいる)を神道の左に置き,角が1本の怪獣(麒麟とよんでいる)を右に配する。この1対の石獣を先頭にして,その後に神道石柱1対,石碑1対を加えるのが帝陵の制度であった。それに対し,王公貴族墓では,石獅子1対,神道石柱1対,石碑1対であり,天禄と麒麟を置くことは許されなかった。…

【帝王陵】より


[王墓と帝王陵]
 帝王陵の名に値する墓として,あるいは大規模な葬送儀礼が行われたことを示す墓として,かつて問題にされた墓を列挙してみよう。応神,仁徳に代表される古代天皇陵,殷の大墓,秦漢帝国以降の帝陵,朝鮮三国時代から新羅統一時代にいたる陵墓,西アジアのウルの王墓とウル第3王朝の陵,ペルシア帝国の王陵,ハリカルナッソスのマウソレウム,エジプトのマスタバやピラミッドなどが著名である。これらの墓は2種類に大別することができる。…

【墳墓】より

…秦の始皇陵はその頂点ともいうべきものであり,一個人のために方台形状の墳丘を築き(東西345m,南北350m,高さ76m),周辺に広大な陵園を設定し,その城壁外各所に多くの殉葬墓,兵馬俑坑を配置する。 前漢の帝陵は秦の制度を引き継ぎ,さらに発展させた。皇帝と皇后の墳丘を中心に,周辺に無数の眷属(けんぞく)や功臣の陪葬墓を配し,陵墓を管理する特別市街地ともいうべき陵邑(りようゆう)を設置する。…

※「帝陵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android