…1679年(延宝7)美濃加納の盛徳寺を再興し,常陸の清音寺や京都の盛徳寺に住持するなどして,世寿85をもって寂するが,その間に二つの僧伝を著し,妙心寺の学僧として知られている。僧伝編纂を志した師蛮は,30余年に及ぶ長期にわたって資料を集め,まず1678年に日本の臨済宗と曹洞宗の禅僧および居士など1000余人の僧伝を収める《延宝伝灯録》41巻を著し,ついで,1702年(元禄15)には各宗の名僧1662人の伝記を収録する《本朝高僧伝》75巻を著した。《延宝伝灯録》は06年(宝永3),《本朝高僧伝》は07年にそれぞれ刊行された。…
※「師蛮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...