帰う・返う(読み)かえらう

精選版 日本国語大辞典 「帰う・返う」の意味・読み・例文・類語

かえら‐・う かへらふ【帰う・返う】

連語〙 (動詞「かえる」に上代反復・継続の助動詞「ふ」の付いたもの)
① 次々と帰って行く。たびたび帰る。
万葉(8C後)七・一一七七「若狭なる三方(みかた)の海の浜清みい往(ゆ)き変良比(かへラヒ)見れど飽かぬかも」
② 袖などがたびたび翻る。
※万葉(8C後)一・五「山越す風の 独り居る わが衣手朝夕(あさよひ)に 還比(かへらヒ)ぬれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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