き‐じ【帰寺】
- 〘 名詞 〙
- ① 僧が、出先から自分の寺に帰ること。
- [初出の実例]「松崖今日嵯峨へ被二帰寺一、数月此辺居住、而無レ為二帰寺一、心安珍重也」(出典:看聞御記‐応永二九年(1422)七月一二日)
- [その他の文献]〔許渾‐送惟素上人帰新安詩〕
- ② 寺から追放されていた僧が、許されてその寺に戻ること。
- [初出の実例]「いかやうにもき寺すへきよし両ふ行御わひ事申さるる」(出典:御湯殿上日記‐享祿元年(1528)一〇月九日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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