帰懸(読み)かえりがけ

精選版 日本国語大辞典 「帰懸」の意味・読み・例文・類語

かえり‐がけかへり‥【帰懸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 帰り道のついで。帰る途中。かえりしな。かえるさ。
    1. [初出の実例]「拙者めは殿の御用にて只今帰りがけ」(出典:浄瑠璃・源平布引滝(1749)二)
  3. かえりぎわ(帰際)
    1. [初出の実例]「宗吉がかへりがけに〈略〉例の塩豚とバタとをみやげの代りに領(わ)けて出すと」(出典:善財(1949)〈石川淳〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android