常夏に(読み)トコナツニ

デジタル大辞泉 「常夏に」の意味・読み・例文・類語

とこなつ‐に【常夏に】

[副]夏中ずっと。また、毎年の夏ごとに。
立山たちやまに降り置ける雪の―ずて渡るはかむながらとそ」〈・四〇〇四〉

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精選版 日本国語大辞典 「常夏に」の意味・読み・例文・類語

とこなつ‐に【常夏に】

  1. 〘 副詞 〙 夏中を通してずっと。また、毎年の夏に。一説に、いつもかわらず。とこしえに。
    1. [初出の実例]「新川の その立山に 等許奈都爾(トコナツニ) 雪降り敷きて」(出典万葉集(8C後)一七・四〇〇〇)

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