常少女(読み)トコオトメ

デジタル大辞泉 「常少女」の意味・読み・例文・類語

とこ‐おとめ〔‐をとめ〕【常少女】

いつも若々しい少女。また、永久に年をとらない少女。
河上かはのへのゆつ岩群いはむら草生さず常にもがもな―にて」〈・二二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「常少女」の意味・読み・例文・類語

とこ‐おとめ‥をとめ【常少女】

  1. 〘 名詞 〙 とこしえに変わることのないおとめ。いつも変わらない若々しい女。
    1. [初出の実例]「河上のゆつ岩群に草生さず常にもがもな常処女(とこをとめ)にて」(出典万葉集(8C後)一・二二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android