常慶院(読み)じようけいいん

日本歴史地名大系 「常慶院」の解説

常慶院
じようけいいん

[現在地名]栄村大字堺 箕作

箕作みつくり村の本村箕作集落西方台地突端中腹にある。曹洞宗太源派金華山常慶院。出羽置賜郡端竜院末。本尊釈迦如来。本堂は元禄三年(一六九〇)山門は享保年間(一七一六―三六)の建築。

天和二年(一六八二)の寺社領由緒書(西敬寺蔵)に「応永五暦船翁全鉄庵主開基、寺領高拾四石八斗壱升四合」と記載されている。市川谷いちかわだに及び現新潟県中魚沼郡内に末寺九があり、市川谷の取締寺院であった。

藤原姓市川氏系図(市川昌士氏蔵)に、市川治部少輔信房の弟本越和尚は「自幼少出家、在信州箕作常慶院」とあり、常慶院で剃髪、慶長六年(一六〇一)、上杉氏の移封に従い「羽州置賜郡米沢」に移ったとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「常慶院」の解説

常慶院

(長野県下水内郡栄村)
信州の古寺百選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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