幌加温泉(読み)ほろかおんせん

日本歴史地名大系 「幌加温泉」の解説

幌加温泉
ほろかおんせん

[現在地名]河東郡上士幌町字幌加

上士幌町北部、大雪山国立公園東部にある温泉。音更おとふけ川の支流ユウウンナイ川沿いに位置する。現在温泉宿は二軒。泉温は摂氏四〇―六五度で、泉質はホウ酸重曹食塩泉・ナトリウム泉など。慢性の筋肉リウマチや皮膚病・神経痛などに効能があるといわれる。明治九年(一八七六)音更川上流から然別しかりべつ川を経てクツタロウシ(現新得町)へ抜けた開拓使大判官松本十郎は、六月三〇日「ユウナヰ」というアイヌの村(家二戸)休息をとり、「当処温泉アリ」「此ノ温泉ニ厚子ヲサラ(ス)ト」と記している(石狩十勝両河紀行)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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