幡多神楽

デジタル大辞泉プラス 「幡多神楽」の解説

幡多神楽

高知県高岡郡四万十町に伝わる民俗芸能。十川の星神社秋祭例祭で奉納される大神楽。久保川の神主、平野清記が梼原村の掛橋家を訪れ、伝授された津野山神楽演目を加えて、1854年(安政元年)に上演したのが起源。現在の津野山神楽では演じられない古吟の舞が残る。1980年に国の重要無形民俗文化財に指定された「土佐の神楽」のひとつ。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の幡多神楽の言及

【十和[村]】より

…ほかに養蚕や茶,トウモロコシなどを産する。十川(とおかわ)や昭和地区の産土(うぶすな)神社の秋祭に奉納される十和大神楽(幡多神楽)は国の重要無形民俗文化財〈土佐の神楽〉の一つ。古城と地吉地区には盆行事の大念仏が伝わる。…

※「幡多神楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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