日本歴史地名大系 「幡張村」の解説 幡張村はたはりむら 栃木県:下都賀郡藤岡町幡張村[現在地名]藤岡町都賀(つが)三毳(みかも)山南麓の台地にあり、谷が入込む。東は中居(なかい)村・大田和(おおだわ)村、西は安蘇(あそ)郡西浦(にしうら)村・越名(こえな)沼(現佐野市)。西部に小丘の願成寺(がんじようじ)山(比高一〇メートル余)がある。村名は文治五年(一一八九)源頼朝が奥州遠征に際して陣を張ったことによるとも、天正一二年(一五八四)の北条氏直と宇都宮国綱・佐竹義重らの合戦のとき、陣所となったことによるとも伝える。慶安郷帳に村名がみえ、田五二石余・畑九六石余、下総古河藩領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by