20世紀日本人名事典 「幡谷東吾」の解説
幡谷 東吾
ハタヤ トウゴ
昭和期の俳人
- 生年
- 大正3(1914)年6月21日
- 没年
- 昭和62(1987)年11月14日
- 出生地
- 茨城県行方郡
- 本名
- 幡谷 藤吾(ハタヤ トウゴ)
- 別名
- 旧号=梢閑居
- 学歴〔年〕
- 土浦中学中退
- 経歴
- 昭和4年上京し、日刊東京新聞、素人社、交蘭社などに勤務。14年中国に渡り、青島の山東毎日新聞学芸部長となり、20年引揚げ後、挑蹊書房編集長。俳句は大正14年ころから始め、「ホトトギス」を経て、昭和8年九州の新興俳句雑誌「天の川」に参加し10年同人。15年青島で「基地」創刊。戦後は「幻像」を経て、28年「花実」を創刊し、主宰。また俳句書誌家としても著名で、没後「幡谷文庫」として山梨県立文学館に収められた。句集に「風致木」「過客」「即離集」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報