平国村(読み)ひらくにむら

日本歴史地名大系 「平国村」の解説

平国村
ひらくにむら

[現在地名]津奈木町福浜ふくはま

北東福浦ふくうら村、南は赤崎あかさき村に接し、北西八代海に面する漁村。寛永一〇年(一六三三)人畜改帳に「津奈木内平国村」とあり、田畠高二〇〇石五斗余、屋敷数一五ヵ所、女二六・男四三、うち頭百姓一、牛一三が記されるが、これは分村以前の状態を示すと思われる。同一六年の葦北郡地侍御知行割帳(徳富文書)には地侍四人がみられ、同一八年の津奈木村小村切高物成人畜御帳(同文書)には高一五五石六斗余、田数五町一反一畝余・畠数二町四反六畝余、真綿一二匁五分・茶一六〇匁、女二八・男四五、うち小庄屋一・山ノ口村横目一・地侍四・ろ手取(水夫)一、船数二(三枚帆より下)、馬三・牛一が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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