百科事典マイペディア 「平百済塔」の意味・わかりやすい解説
平百済塔【へいひゃくさいとう】
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…大韓民国,忠清南道扶余郡扶余邑東南里にある寺院址。1942‐43年と,79‐80年に大規模な発掘調査が行われた。主要伽藍は,日本で四天王寺式配置といわれるものに相当し,南北軸線上に,南から中門,塔,金堂,講堂の順序で一直線上に並び,周囲を回廊で囲む。現在,創建当初の石造五重塔と,講堂跡中央に高麗時代の丈六石仏が残る。寺跡からは,百済時代末期から,統一新羅時代を経て,高麗時代にいたる屋瓦が出土する。高麗時代の平瓦のなかに,太平8年(1028)と定林寺の銘が印されたものがあり,この寺は連続的に存続していたと考えられるところから,定林寺の寺名が百済時代までさかのぼることを思わせる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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