平虫(読み)ひらたむし

精選版 日本国語大辞典 「平虫」の意味・読み・例文・類語

ひらた‐むし【平虫】

  1. 〘 名詞 〙 ヒラタムシ科に属する甲虫総称体長は一~二七ミリメートル。体は著しく扁平で細長く、樹皮下生活に適する。成幼虫とも、枯れ木の樹皮下に見られるが、貯蔵穀類を害するものもある。日本にはルリヒラタムシ・ベニヒラタムシなど二五種が存在近縁の科にツツヒラタムシ科、ホソヒラタムシ科があり、これらも含めてヒラタムシ科とすることもある。

ひら‐むし【平虫・扁虫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. サナダムシなど体の扁平な虫の呼称
  3. 渦虫綱扁形動物一群海産で、体は楕円形やひも状などで平たい。体長〇・五~一〇センチメートル。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「平虫」の解説

平虫 (ヒラムシ)

動物多岐腸目の海産動物の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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