年の名残(読み)としのなごり

精選版 日本国語大辞典 「年の名残」の意味・読み・例文・類語

とし【年】 の 名残(なごり)

  1. 年の終わり。年の暮れ。
    1. [初出の実例]「暁がたより、さすがに音なく成ぬるこそ、年のなごりも心ぼそけれ」(出典:徒然草(1331頃)一九)
  2. 先の短くなった年齢死期に近づいた年齢。
    1. [初出の実例]「浅漬の歯にしみわたり、雑煮の餠のおもしろく覚候こそ、年の名残も近付候にやとこそおもひしられ侍れ」(出典:意専宛芭蕉書簡‐元祿七年(1694)正月二〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む