年の名残(読み)としのなごり

精選版 日本国語大辞典 「年の名残」の意味・読み・例文・類語

とし【年】 の 名残(なごり)

  1. 年の終わり。年の暮れ。
    1. [初出の実例]「暁がたより、さすがに音なく成ぬるこそ、年のなごりも心ぼそけれ」(出典:徒然草(1331頃)一九)
  2. 先の短くなった年齢死期に近づいた年齢。
    1. [初出の実例]「浅漬の歯にしみわたり、雑煮の餠のおもしろく覚候こそ、年の名残も近付候にやとこそおもひしられ侍れ」(出典:意専宛芭蕉書簡‐元祿七年(1694)正月二〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む