…西日本で年男の役を女性が演ずる点については,十分に説明がなされていないが,家長の公的権威が家の内部に拡大されて,本来は女性の任務であった家の神の祭祀を男性がつかさどるようになったとする説が有力である。神社や寺院では,厄年(やくどし)にあたる者を年男,年女(としおんな)と呼んで行事に参加させているが,正月行事に厄年の者が特定の役割をはたす民俗は各地にある。【坪井 洋文】。…
※「年女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...