年守る(読み)トシモル

デジタル大辞泉 「年守る」の意味・読み・例文・類語

とし・る

大みそかの夜、家中の者が眠らずに夜を明かして元旦を迎える。としまもる。 冬》「―・る夜老いはたうとく見られたり/蕪村

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精選版 日本国語大辞典 「年守る」の意味・読み・例文・類語

とし【年】 守(まも・も)

  1. 大晦日の夜、家族一同集まって眠らずに夜を明かし、新年を迎える。《 季語・冬 》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
    1. [初出の実例]「炬燵の火埋けても熱し年守る」(出典:流寓抄(1958)〈久保田万太郎〉その五)

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