炬燵(読み)コタツ

デジタル大辞泉 「炬燵」の意味・読み・例文・類語

こ‐たつ【××燵/×燵】

熱源やぐらおおい、その上に布団を掛けて暖をとるもの。切りごたつ掘りごたつ)・置きごたつ電気ごたつなど。 冬》「下戸一人酒に逃げたる―哉/太祇
[類語]暖房ヒーターセントラルヒーティングスチームスチームヒーターオンドル囲炉裏暖炉ペチカストーブ火鉢手あぶり湯たんぽ懐炉熱器具

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

家とインテリアの用語がわかる辞典 「炬燵」の解説

こたつ【炬燵/火燵】

炭火電熱などの熱源を櫓(やぐら)とよばれる木枠で囲み、ふとんをかけて暖をとる日本独特の暖房器具。床の一部を掘り下げた掘りごたつと、ちゃぶ台のように移動可能な置きごたつがあり、現代の一般家庭では後者主流。ふとんをはずせば普通のローテーブルとして使える家具調こたつや、椅子(いす)に座って使う脚の長いものもある。

出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報

日本文化いろは事典 「炬燵」の解説

炬燵

炬燵は、室内全体用の暖房器具が発達し、普及した現在でも、それらと併用される形で、1人暮らしの人から5〜6人の家族まで幅広く使われています。それに は、炬燵の電気代がエアコン床暖房よりも安く収まることや、直接的な温もりの心地よさというものが要因として挙げられるでしょう。

出典 シナジーマーティング(株)日本文化いろは事典について 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「炬燵」の解説

炬燵
(通称)
こたつ

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
時雨の炬燵
初演
明治39.4(東京新富座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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