年貢を納める(読み)ねんぐをおさめる

精選版 日本国語大辞典 「年貢を納める」の意味・読み・例文・類語

ねんぐ【年貢】 を 納(おさ)める

  1. ( 年貢滞納を清算する意から ) 悪人が捕えられて罪に服する。あきらめて相手の要求通りにする。転じて、物事が落ちつく。最後となる。
    1. [初出の実例]「さては定命五十年としてもまだ行先二十年あまりこの世の年貢(ネング)ををさめなければならぬじぶんの身の上のことが」(出典:苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android