年貢を納める(読み)ねんぐをおさめる

精選版 日本国語大辞典 「年貢を納める」の意味・読み・例文・類語

ねんぐ【年貢】 を 納(おさ)める

  1. ( 年貢滞納を清算する意から ) 悪人が捕えられて罪に服する。あきらめて相手の要求通りにする。転じて、物事が落ちつく。最後となる。
    1. [初出の実例]「さては定命五十年としてもまだ行先二十年あまりこの世の年貢(ネング)ををさめなければならぬじぶんの身の上のことが」(出典:苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android