幼びる(読み)オサナビル

デジタル大辞泉 「幼びる」の意味・読み・例文・類語

おさな・びる〔をさなびる〕【幼びる】

[動バ上一][文]をさな・ぶ[バ上二]幼く見える。子供っぽいようすだ。
「心の―・びた胸を躍らしていた」〈近松秋江青草

おさな‐び・る〔をさな‐〕【幼びる】

[動ラ下二]「おさなびる」(上一)に同じ。
「やはらかにおひれたる物からふかうよしづきたる、をひれ―・れたるといふ心か」〈河海抄・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「幼びる」の意味・読み・例文・類語

おさな‐び・る をさな‥【幼びる】

※河海抄(1362頃)九「やはらかにおひれたる物からふかうよしづきたる、をひれおさなびれたると云心歟」

おさな‐・びる をさな‥【幼びる】

〘自バ上一〙 をさな・ぶ 〘自バ上二〙 幼く見える。子供っぽいさまである。
狭衣物語(1069‐77頃か)二「うらみ給けはひをさなびてふくらかに愛敬づき」

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