幾だ(読み)いくだ

精選版 日本国語大辞典 「幾だ」の意味・読み・例文・類語

いく‐だ【幾だ】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「だ」は副詞をつくる接尾語助詞「も」を伴って打消の表現にかかる ) いくら。どのくらい。どれほど。
    1. [初出の実例]「またま手の 玉手さしかへ さ寝し夜の 伊久陁(イクダ)もあらねば」(出典万葉集(8C後)五・八〇四)

幾だの語誌

「いく」を基とする語に「いくだ」「いくら」「いくばく」等が、接尾語「だ」の付く語には「こきだ」「ここだ」等がある。語としては数量の多いことを表わすが、否定の形で「あまり多くない」「いくらもない」意になる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 語誌

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む