幾何級数(読み)キカキュウスウ

精選版 日本国語大辞典 「幾何級数」の意味・読み・例文・類語

きか‐きゅうすう‥キフスウ【幾何級数】

  1. 〘 名詞 〙 隣り合う二項の比が一定であるような級数等比級数
    1. [初出の実例]「時間に生活する或ものは往々にして幾何級数をとって進むのである」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の幾何級数の言及

【級数】より

…数列,関数列または級数を構成する各要素を,その数列,関数列または級数の項という。上の第1の例のように各項とその次の項との差が一定である級数を等差級数arithmetic seriesまたは算術級数といい,第2の例のように各項とその次の項との比が一定である級数を等比級数geometric seriesまたは幾何級数という。また,等差級数の各項の逆数を項とする級数を調和級数harmonic seriesという。…

【等比数列】より

…一般に級数の第1項から第n項までの和Snをその級数の部分和というが,等比級数の部分和の公式は(1)にほかならない。なお,等比数列そのもののことを等比級数,または幾何級数ということがある。級数【伊藤 清三】。…

※「幾何級数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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