幾島丹後守(読み)いくしま たんごのかみ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「幾島丹後守」の解説

幾島丹後守 いくしま-たんごのかみ

?-? 織豊-江戸時代前期の女役者
女歌舞伎太夫で,慶長年間(1596-1615)に京都から江戸にうつって興行した。美貌(びぼう)と男装人気を博したという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の幾島丹後守の言及

【女歌舞伎】より

お国歌舞伎との第一の違いは,当時最新の楽器である三味線をスターが弾いていることで,50~60人もの遊女を舞台へ登場させ,虎や豹の毛皮を使うなど,いっそう豪奢な舞台ぶりに,数万人もの見物を集めたという。佐渡嶋,又市,道喜(とうき)などの遊女歌舞伎の座,また,幾島丹後守,村山左近などのスターが知られていた。1615‐29年(元和1‐寛永6)ごろが最盛期であった。…

※「幾島丹後守」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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