ASCII.jpデジタル用語辞典 「広域Ethernet」の解説 広域Ethernet 通信事業者がEthernetの技術を使って構築したネットワークを使って各拠点を接続するWAN(VPN)サービス。IP-VPNと違い、プロトコルがIPに限定されず、MacintoshのAppleTalkやIPX/SPXも利用できる。アクセス機器も通常のルーターやスイッチが使えるため、WANを完全にLANの延長として使えるという点が最大の特徴だ。広域Ethernetでは、ユーザーごとのVPNの識別に「タグVLAN」を利用する。広域Ethernetでは、中継網の入り口(エッジ)にあるエッジルーターがフレームにVLANタグを付け、このタグで他のユーザーのフレームと区別する。対向のエッジルーターにフレームが届くと、ここでタグを外して目的の拠点に転送する。しかしこのままでは、ユーザーは拠点をまたぐタグVLANを利用できない。そのため、広域Ethernetでは、二重にタグを付けられる多重タグ対応のスイッチを採用している。これにより、利用者は広域Ethernetを意識することなく、タグVLANを利用できる。 出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報