ギガビットEthernet(読み)ぎがびっといーさーねっと

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

ギガビットEthernet

1秒間に1ギガビットの帯域幅を実現する高速なEthernet規格10BASE-Tの100倍、100BASE-TXの10倍の伝送速度で「1000BASE(センベース)」と呼ばれる。既存のEthernetと互換性を持つことから、これまで広く普及したEthernetの資産や運用ノウハウを活かした上でネットワークを強化できる。ギガビットEthernetの規格である「IEEE802.3x」と「IEEE802.3ab」は既存のEthernet規格であるIEEE802.3を補完する形で策定されており、符号化伝送媒体の違いにより、大きく4つの規格に分かれている。1000BASE-SXと1000BASE-LXは伝送媒体に光ファイバーを用いる。SXのほうが波長の短い850ナノメートルレーザーを使い、マルチモード光ファイバー(MMX)と呼ばれるケーブルを用いる。LXは1330ナノメートルのレーザーを用いる長距離伝送用規格で、シングルモード光ファイバー(SMF)を用いる。また、1000BASE-CXは同軸ケーブルを用いる規格になる。1000BASE-Tでは、100BASE-Tと同じカテゴリー5以上のUTPケーブルが使われ、現在もっとも普及している規格となっている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android