広島藩領国境碑(読み)ひろしまはんりようこつきようひ

日本歴史地名大系 「広島藩領国境碑」の解説

広島藩領国境碑
ひろしまはんりようこつきようひ

雲石路の赤名峠に立っていたが、明治二〇年(一八八七)の道路拡張工事に際して、麓の横谷八幡神社境内に移転。碑は二基あり、一基は享保五年(一七二〇)三次藩の廃絶に伴い横谷村も広島藩領となったのを契機に立てられたもの。高さ一・七メートルの石材角柱で、「従是南広島領 三次郡横谷村」と刻まれる。「事蹟緒鑑」に「三次郡横(谷)村御境杭木石ニ被仰付、文字も広島領と相改候」とあり、三次藩領時代には木柱であったことが知れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android