広田堰(読み)ひろたせき

日本歴史地名大系 「広田堰」の解説

広田堰
ひろたせき

高野こうや川から取水し、十川の右岸を並行して西流し、広田から北流する。開削年代は不明だが、元禄三年(一六九〇)に堰奉行・下役が置かれており、この時には存在したと考えられ、この後は堰庄屋が置かれた(平山日記)。同書によれば同一〇年・一一年の洪水により堰根が大破し、一一年には「右根壱ケ所、柏木組深井村領有、此度五拾間登せ候」とあり、堰根を深井ふかい(後の中泉村)より高野村まで上らせる普請があり、水下は広田・七ッ館ななっだて真黒屋敷まぐろやしき岡田おかだ唐笠柳からかさやなぎの五ヵ村、二一八町五反七畝であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 ふかい 泉村

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む