床涼(読み)とこすずみ

精選版 日本国語大辞典 「床涼」の意味・読み・例文・類語

とこ‐すずみ【床涼】

  1. 〘 名詞 〙 夏の夜、床を屋外に出して涼むこと。特に、京都四条河原に床を設けて涼むこと。
    1. [初出の実例]「かも川のすゑのとこすずみに出たりけるを」(出典:浮世草子・生野廼草紙(1694)四)

ゆか‐すずみ【床涼】

  1. 〘 名詞 〙 夏、床納涼のための宴を張ること。《 季語・夏 》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android